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ガンリスクは加齢により上昇する 胃ガンのケース

日本にこれだけがんが多くなった一番の理由は、社会の高齢化と食習慣の変化です。医療の世界では、がんは加齢による「老化現象のひとつ」とも考えられています。

その証拠に、がんになるリスクは男女ともに40歳代後半ぐらいから増え始め、年齢が高くなるにつれ、次第に増加していく傾向にあります。年齢別のがんの雁患率を見ると、そのことがよくわかります。

男性では、40代前半まではがんの罹患率は低くなっていますが、40代後半から50代にかけて、女性を上回って罹患率が急増します。その後も驚くはどの急カーブで罹患率が昇を続けていきます。男性がかかりやすいがんの種類でいうと、1位が胃がん、2位が肺がん、3位大腸がん、4位前立腺がん、5位肝臓がんとなっています。女性の場合、30代〜40代は男性よりがんになるリスクが高くなっていますが、これは乳がんや子宮・卵巣がんなど、女性特有のがんの発症が若年層にも多くあるためです。その後50代、60代と年齢が上がるにつれ、がんの雁患率は男性同様右肩上がりで上昇していきます。女性がかかりやすいがんの種類では、1位が乳がん、2位が大腸がん、3位胃がん、4位肺がん、5位子宮がんの順です。

一方、男女ともにがんで亡くなるリスクは、60代〜70代にかけて急増します。がんにかかる率と、がんで死亡する率とに差があるのは、治療によってがんを克服できたり、延命する人が多くなっていることを意味しています。

近年は、医療技術が進歩してさまざまながんの治療法が開発され、がんを発症したあとの生存率は明らかに上昇しています。

現代では、がんは、昔のように発症がすぐに死に直結する病気ではなくなってきています。しかし、それは「早期発見・早期治療」ができたケースについていえることです。がん胞がどのように生まれ、どういう風にして病気が進行していくかもはっきりわかってきました、発見された時点でがんが進行していればいるはど、生存率は下がり、亡くなる人が多くなっています。

また運よく早期発見できたケースでも、がんの治療となると身体的にはもちろん、精神的にも経済的にも、大きな負担がかかります。たとえば日本人に多いがんに胃がんがありますが、進行した胃がんの治療の中心は、外科的手術による胃の切除です。

最近の医療の傾向としては、早期胃がんの場合はがん細胞のある患部だけを内視鏡で切除してできるだけ健康な組織を残す、低浸潤(体に負担の少ない) の内視鏡治療が多く普及するようになってきました。

しかし、進行してしまった胃がんの外科的手術の場合は、がんがある場所から胃の出口にかけての胃をすべて切除しないといけない場合が多いため、胃の上部にがんがある場合、胃の大部分が失われてしまうことになります。外科的手術によってがんをとったとしても、手術自体が体にダメージを与えてしまい、術後に腸閉塞などを起こす人も少なくありません。

胃を外科的に切除したあとは、食べ物を貯めておくべき胃が少なくなる、またはまったくなくなってしまうため、食事が小腸に直接落ち込んでしまい、食後に冷や汗が出たり、気分が悪くなったりするダンピング症候群という副作用が出ることがあり、つらい思いをされる患者さんも少なくありません。

胃がんの手術後は、人生においてなによりも楽しい食事がダンピング症候群などのために食べられる量が極端に減ってしまい、痩せていく人を多く目にします。他にも、がんと宣告された時の精神的なショックは決して小さくありません。また、がんの治療を受けている間は仕事や生活にも影響がおよぶうえ、高価な薬剤を使う場合は治療費の心配も生じ、がん患者さんの悩みは非常に多岐にわたるといえます。がんの早期発見や治療の技術が進歩したといっても、やはり、がんを発症せずに済むなら、それに越したことはないのです。

現在、胃ガンの心配はなくても毎年、胃カメラ検査をやるような時間がない場合は、是非、検査キットを使って検査しておくといいでしょう。
この医療が進歩した時代でも進行しすぎたガンは治療がとても困難です。

自分で出来る!胃がん検査、ガン胃がん検査セット(ピロリ菌検査含む) | ガンの予防対策と増殖抑制作用を高める
https://malignant-tumor.com/archives/302
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