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和食はうつを抑制することがわかった [病気]

緑黄色野菜や海藻類、大豆製品、果物といった「ヘルシーな和食」を多くとる人は、うつ症状が表れる
リスクが低い- という研究成果がこのほど発表されました。

研究は21~67歳の公務員500人余りを対象にしたもので過去1ヶ月に食べた52種類の食材と飲料の摂取状況の分析から「ヘルシーな和食パターン」「動物性食品パターン」「洋風朝食パターン」という3タイプの食事パターンを抽出。それぞれスコアの高さで3段階に分け、うつ症状の有無との関係を調べました。

その結果、野菜やキノコ、大豆製品などからなる「ヘルシーな和食パターン」のスコアが高い群は、最も低い群に比べて、うつ症状のある人が56%少ないことが判明しました。

ほかの食事パターンではこのような関連はありませんでした。食事の内容が気分に関係しているなんて意外かもしれませんが、同様の研究は海外にもあります。

例えば英国の研究では、野菜や果物、魚などの「まるごと食」を多くとる人ほどうつ症状が少なく、デザートやフライ、肉類などの「加工食品」を多くとる人ほどうつ症状が多くなると報告されています。

そこで、気になるのがやはりどんな栄養素が効いているのかです。
今回、日本人の食事パターンを分析した国立国際医療研究センターでは、「和食パターンには野菜が多く含まれるので、このスコアが高い人は葉酸やビタミンE 、ビタミンC などを多くとっている特徴があります。
これらビタミンの相乗効果として抗うつ効果があらわれた可能性が言われています。

なかでも注目度が高いのがビタミンB群の1つである葉酸。葉酸は脳内ホルモンの合成をサポートしたり、食事からとったたんばく質がアミノ酸に代謝される経路で発生するホモシステインという悪玉物質を減らす働きをもあります。

葉酸の摂取が不足してホモシステインが過剰になると脳細胞に悪さをして、うつや認知症につながる恐れが指摘されています。

実際、別の研究では、血液中の葉酸濃度が高い男性ではうつ症状が少なかった。とはいえ、葉酸をサプリメントでとっても、うつ予防効果があるかはわかっていません。「食事からとればほかの栄養素との相乗効果も期待できます。そんなことからも、気分が落ちこみやすい人はまず食事を見直してみると思わぬところで効果がでるかもしれません。


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